突然ですが、タクティカルライスクッカーというものをご存じでしょうか。
知る人ぞ知るキャンプ用品ブランド「テンマク」(tent-Mark)から販売されているクッカーセットでして、今や製造が追いつかず簡単には買えないシロモノです。(2021年1月現在)
さて、リトリートヴィラになぜそのタクティカルライスクッカーが?とお思いの方も多いでしょう。
ですが、当ヴィラではイチオシのアイテムなんです。
タクティカルライスクッカーセットとは?
タクティカルライスクッカーセット……1回聞いた程度じゃ覚えられない人も多い気がします。直訳すると戦略的炊飯器セット……なんのこっちゃですね。笑
公式オンラインショップから引用しました紹介文によると、
炊飯は失敗が許されない。
戦略的に行うべし。カヌーガイド松本氏が長年の経験からたどりついたソロクッカーセット
●「厚手のアルミ」で熱伝導が非常によくさまざまな料理に対応
https://webshop.wild1.co.jp/shop/g/g4988325120893/
●鍋、フライパン両方にフッ素加工がしてあるので焦げ付きにくくお手入れも簡単!
●丸みをおびた蓋で水蒸気が鍋の中をくまなく循環。ご飯が美味く炊けます。
●少し深めのフライパンは炒め物はもちろん「一人すき焼き」もOK!
●小鍋はお湯を注ぐのに使いやすく注ぎ口をもうけました。
●パスタやそうめん、野菜などを洗うのに便利なザル付。
●ライスクッカーの蓋はフライパンと鍋両方に使えます。
……とあります。私自身、なんだか凄いらしい……くらいにしか思わなかったのですが、使ってみて特に実感したのがこの点
「丸みをおびた蓋で水蒸気が鍋の中をくまなく循環。ご飯が美味く炊けます。」
そうなんです。色々な用途に使えますが、まずはご飯を試していただきたいんです。
ふわっと上がる湯気とともに現れた「ふっくらつやつやご飯」にも感動しましたし、絶妙な香りと絶妙な香ばしオコゲを蓄えた「具だくさんパエリア」にも感動しました。
炊飯器と違って、自分で火加減を見ながら調節する手間こそありますが、炊飯器には成しえない芸当を体感することが出来るんです。本当に。
食材と対話する。
話変わりますが、当ヴィラのコンセプトであるリトリートには「日常生活から離れ、自然とつながる時間を持つことで、心身をリセットして日常生活を新たに再スタートする。」という意味が含まれています。
人と対話したり、自分と対話したり、自然と対話したりすることに意義があるわけですが、私の場合、タクティカルライスクッカーを通じてそれを実感しました。
ボタンひとつでご飯が炊きあがるわけでなく、時間をかけて十分に水を含ませ、火加減にも心を配りつつ、最後は火を止めてじっくり蒸らす必要があります。この過程が美味しさの秘訣だとするならば、まさに食材との対話と言っても過言ではありません。
もっと言えば、沖縄は物流的にも独立しているからか、県産食材に恵まれている印象があります。一方で沖縄では育たないような食材は陸路のみならず海を越えてやってきます。ちょっと独特のストーリーが想像できてしまうのは私だけじゃないはず。
「炊飯は失敗が許されない」
なんてキャッチコピーですが、失敗が許されないからこそ、食材と対話することが大切になってきますし、そのありがたみ、深みを実感できると言っても良いでしょう。
是非色々使ってください!
お米だけでなく、野菜を蒸かすにも、煮物、炒め物、汁物を作るにも使えます。……が、形状から見ても「蒸かすこと」に特に強みがある印象。キッチンでも屋外でも使えるので、ぜひ“粋な一品”を作ってほしいところです!
なので、ヴィラでご飯を炊かれる際は、このタクティカルライスクッカーをぜひ検討してください!
(ここまで語っておいてなんですが、タクティカルライスクッカーは3合炊きです。1升炊きの炊飯器もありますのでご安心を。笑)